息子と多摩川河川敷へ。
桜が連なる土手道は、ジョギング、サイクリング、散歩、花見と様々な人達の行き交う道でした。
土手へ来る前に、相方の実家近くのホームセンターに寄り、自転車に取り付ける子供用のシートを設置(ハンドルに引っ掛ける前座りタイプ)。
そして一番小さなヘルメットも買った。
ホームセンター出口にて、ヘルメットを被せようと必死の父と、両手を上げて断固拒み続ける息子。
しばし闘い続け、すったもんだで父の粘り勝ち。
一度被ってしまえば、あとは味わった事のない風切る世界。
今まで、自転車に乗る際は、抱っこ紐で背負ってた。
けれど、これからは開けた視界に。
先程まで泣いていたのはどこへやら、無言。
泣きもせず、笑いもせず、ただただ前を見据えている様子。
桜咲く土手道を暫く走り、やがて芝生のグラウンドで開放。
長い間、鳩を追い回し続けて十分に運動。
帰り道には、僕の左腕にヘルメットを預けて寝てしまった。
初の自転車にも関わらず、グッスリ寝れるのは凄い。
左腕に伝わってくる熱は、なんとなく幸せな温度。