ムスコとの朝散歩、鶴岡八幡宮に。
あの、倒れた大銀杏を見に立ち寄った。 これはこのまま、ここへ置いておくのだろうか…それとも根が生えるのを待ってゆくのかな。 千年近く生きて、なお…。 強いなぁ。 そう思わざるを得ない光景を前に、ふと思う。 ひょっとして、この千年の間。 私の先祖さん達の中には、この地を訪れ、こうしてこの銀杏を見上げていた者があったのではなかろうか…と。 まあ、一番身近な祖先である父などは、鎌倉を頻繁に訪れているので、もちろんいるのだが。 それよりも、遥か以前。 存在すら見、聞、知らずの先祖さん達の中にも、きっといたはず。 「あの大銀杏、ついに倒れてしまいました。でも、新芽が出始めていますよ」 もし、先祖さんにあったなら…共に知る、共通の話題。 これって凄い。 コンクリートの建造物は永くは持たないけれど、形を変えながらも生き続ける樹は、ある意味生き証人。 もし、このままこの大銀杏が生き続けたとしたら…。 あと何百年もこの地に立ち続けたとしたら…。 「大銀杏が倒れたあの時、私は近くに住んでいてね」 などと、未来の子孫達との共通話題が一つ持てたことになる。 一番身近な子孫であるムスコを腹に吊るしながら、そんな時空を越えた空想に想いを馳せてみた。
by yurunami6
| 2010-04-10 03:53
| 日記
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鎌倉 ゆる波
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